四季の森(四季之森)は台湾のゲームメーカーさんが作られたボードゲームです。
アートワークが非常にきれいで、かつ季節を感じながら果物を収穫するという非常に素敵なコンセプトを持ったボードゲームです。
2018年のゲームマーケットで買って以来久しぶりにゲームをしたのでレビューしていこうと思います!
四季の森のゲーム情報
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
ジャンル | カードゲーム、農業、個人プレイ多め |
難易度 | ★★★☆☆ |
四季の森の説明
内容物
季節ボード:1枚、肥料カード:12枚、動物メダル:12枚、豊作トークン:12枚、農地カード:12枚(3種類4セット)、四季カード:135枚(春:35枚、夏:38枚、秋:32枚、冬:30枚)
事前準備
カードを取り除く
プレイ人数により、使用しない季節カードが存在します。
プレイ人数 | 2人 | 3人 | 4人 |
夏カードから抜く枚数 | 6 | 0 | 0 |
秋カードから抜く枚数 | 6 | 6 | 0 |
冬カードから抜く枚数 | 6 | 6 | 6 |
場の準備
・季節ボードを広げます。
・四季カードをそれぞれシャッフルします。この時、春カードは中に含まれている天気カードと果物カードに分けてシャッフルします。その後、夏~冬は各季節ボードの対応した季節の上に置きます。
・春の季節カードはシャッフルした後に補充エリア(ボード左上)に2枚、倉庫エリア(その下)に3枚を表向きで起きます。
・各プレイヤーは春の果物カードから4枚を引き手札とします。残ったカードは天気カードと混ぜてシャッフルし、季節ボードの春の部分の上に置きます。
・農地カードを1種類ずつ受け取ります。
・豊作トークン、動物メダルは季節ボードの左下に置きます。
このような形で並んでいる状態です。(補充、倉庫エリアのカードはシャッフルして出たカードなので子の果物とは限りません)
ゲームの流れ・ルール
スタートプレイヤーから時計回りに行動します。
下記のA(栽培)またはB(収穫)のいずれかの行動を選択して実行します。
A-1:栽培
栽培は、カードを2枚出し、その後手札が4枚になるまでカードを引くアクションです。
カードの出し方にはいくつか種類があります。
【種まき】
農地カードの下に手札の果物を入れるアクションです。この農地はこの果物を育てる農地となります。
農地カードの左下に書かれている数字は、その農地に置くことのできるカードの上限数です。
種として植え付けたカードも子の枚数に含まれます。
【植え付け】
種のまかれた農地カードの上に同じ種類の果物を置くアクションです。果物のカードは数字が描かれていますが、これは勝利点を表します。
種のカードの数字は勝利点には含まれないので、同じ果物であれば点数の低いカードを種にした方がよいでしょう。
【施肥】
種のまかれている農地カードに肥料カードを置くことです。(肥料の入手は後述)
【放出】
倉庫エリアに手札の果物カードを1枚おきます。(肥料カードは置けない)
同じアクションを2回、または異なるアクションを2回実施します。
A-2:補充
手札が4枚になるようにカードを補充します。
補充エリアにオープンになっているカードか、季節エリアのカード(現在の季節の山札から引く)を1枚ずつ引きます。
この際に気候カードが出た場合は肥料の下の気候エリアにカードを置き、さらに1枚引きます。
【肥料カードの入手】
自分の手番で、倉庫に送るを2回選択した場合、カードを補充する際に1枚肥料カードを入手してもOKです。
肥料カードは勝利点はありませんが、カード2枚分として扱います。
A-3:倉庫の確認
倉庫エリアにカードが4枚以上ある場合、まず補充エリア(その上のカードたち)を全て捨て札にします。
その後、倉庫エリアのすべてのカードを補充エリアに移します。
B-1:収穫
自分の農地カードから任意の数の農地を選びます。
選んだ農地に置かれている種カードでも肥料カードでもない果物の得点が勝利点として加わります。
勝利点となるカードを裏向きにして自分の前に置き、肥料は肥料エリアに、種カードは捨て札にします。
B-2:動物メダルの獲得
収穫時に農地に4枚以上のカードがあった場合(種、果物、肥料(2枚分にカウント))、その果物の動物メダルを受け取ります。動物メダルは最後に勝利点となり、8点加算されます。
その後、ボードの下部に記載の数字(4~8)の、今回の収穫した枚数と同じ所に豊作トークンを置きます。
動物メダルを獲得するためには、収穫の際の枚数が、豊作トークンにある数を超えていた場合のみ獲得ができます。
例えば、いずれかのプレイヤーが4枚でバナナの動物メダルを取りました。
これに対して他のプレイヤーは5枚以上を出すことにより、この動物メダルを奪うことができます。
イベント:気候災害
気候カードは晴れと雨があります。
晴れカードが出ており、雨カードが次に場に出た場合気候は打ち消されどちらも捨て札となります。逆の場合も同様です。
晴れカードが2枚出ており雨カードを引いた場合は1枚だけ除去され、晴れカードが1枚場に残ります。これも逆の場合も同様です。
同じ気候が3枚重なったときに災害が発生します。(写真は雨が3枚重なった)
気候災害の処理
・各プレイヤーは自分の農地に置かれているカードの売僧を確認します。
・一番枚数の多い農地に対して被害が発生します。
・その農地に置かれている果物カードを版半分(端数切捨て)失います。この際、勝利点の大きいカードから捨てます。種カードは捨てません。
例えば、種×1、肥料×3、果物×1の5枚がある場合、半分の2.5枚(端数切捨てで2枚)を捨てる必要があります
しかし、この農地には果物は1枚しかないため、この1枚だけを捨てることになります
自分の農地にある枚数が同じ数の場合、どちらにするかは自分で選ぶことができます。
ゲームの終了
冬のカードの山札がなくなったら、手番の回数が同じになるよう、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤー迄手番を行い、得点計算を行います。
・収穫した果物カード:書かれている数字
・動物メダルは:1つにつき8点
・農地に残っているカード:1枚につき2点
・手札:0点
実際に遊んでみて
今回は2人でプレイ!
2人の場合、ある程度季節(災害の有無)や、果物の有無が読めるので、そこまで難しくはありませんでした。結果は164対146で勝利しました!ちょっと数字が大きくて計算が大変かなぁ。
3、4人と増える場合なかなか目的の果物を集めることができないため、動物メダルの獲得が難しそうです。
また1周自分の手番に戻ってくる間に天候が変わっている可能性もあり、収穫もゆっくりとはできない気がします。
各季節ごとに発生する果物も異なり、どのタイミングでどの果物を集めるか、季節の果物で集めにくいけど、ライバルも少なそうだし動物メダルを狙いに行くか…と、なかなか考えられるゲームです!
そして何より絵柄がきれい・・これは本当にいいと思います。
次回は4人くらいでプレイしてみようと思います!