「5本のキュウリ」をレビュー!入門編のトリックテイキングゲーム!

5本のキュウリは1~15の数字だけで遊べるトリックテイキングゲームです。

トリックテイキングというジャンルのゲームはスートや色など要素が多く頭を使うゲームも多いのですが、5本のキュウリはその入門としてとても遊びやすいものとなっています。

5本のキュウリのゲーム情報

プレイ人数 2~6人
プレイ時間 20分程度
ジャンル トリックテイキング(トリテ)
難易度 ★★☆☆☆

5本のキュウリの説明!

内容物

・プレイ用カード:60枚(1~15の数字が各4枚)

・キュウリトークン:30個

・説明書

勝利条件

最終ターン(7枚目のカードを出す)に出したカードの数字が一番高いプレイヤーが負けで、最後に出した数字に応じてキュウリトークンを獲得します。

キュウリトークンの獲得数が6本以上で脱落し、一人残るまでゲームを続けます。

準備

カードを裏向きにシャッフルし、各プレイヤーに7枚ずつカードを配布したら準備完了です。

ルール

ゲームの進行

・任意の方法で親プレイヤーを決め、そのプレイヤーから時計回りにカードを出していきます。

・親は自分の手札から好きなカードを出すことが出来ます。

・次のプレイヤーは前のプレイヤーの出した数字以上(同じ数字でもよい)か、自分の手札の一番小さい数字のどちらかを出します。

・時計回りに一周したら、一番大きな数字を出したプレイヤーが親となり、同じことを繰り返します。

写真の説明

2ターン目に親プレイヤーは数字の14を出しました。

本来なら最終ターン迄小さい数字を温存しておきたいのですが、手札には14以上のカードがありません。

ですので、手札の一番小さい数字カードである4を出さなければなりません。

これにより、他のプレイヤーは私の手札には14以上が(おそらく)存在せず、一番小さい数字は4以上であるということが分かてしまいます。

このように出したカードから情報を得て、最終ターンで他のプレイヤーよりも大きい数字を出さないようにするのがこのゲームの特徴です。

・(勝利条件の記載と重複しますが)最終ターン(7枚目のカードを出す)に出したカードの数字が一番高いプレイヤーが負けで、最後に出した数字に応じてキュウリトークンを獲得します。

キュウリトークンの獲得数が6本以上で脱落し、一人残るまでゲームを続けます。

キュウリトークンの獲得

最終ターンに一番大きい数字を出したプレイヤーはその数字に応じてキュウリトークンを獲得します。

カードの数字 2~5 6~9 10~11 12~14 15
キュウリトークン 0本 1本 2本 3本 4本 5本

ただし、いずれかのプレイヤーが最後のターンに「1」のカードを出した場合、受け取るキュウリトークンの数は2倍になります。

(2名以上が「1」をだしても4倍にはならず2倍です)

実際に遊んでみて

ゲームの進行

上の説明で使用した写真をもとに、1ラウンド分のゲームの進行を記載します。

こちらが配られた手札です。

親プレイヤーなので手札の好きなカードを出します。

このターンは右のプレイヤーが13でトリックを獲得しました。(一番大きい数字を出したプレイヤーをトリックを獲得すると表現します)

右プレイヤーが親になり、14を出されましたが私はそれ以上のカードがありません。

そのため、一番小さい4のカードを出します。

左プレイヤーは14を出しました。一番高い数字が同じ場合は後から出したプレイヤーがトリックを獲得します。

次は4、5、10でトリックを獲得します。

13を出しましたが右のプレイヤーは1(一番小さい数字)を出したため、おそらく13以上は持っていないことが分かります。

6,9,11で、トリックを獲得します。

手札で大きいカードが残っていると最終ターンでトリックを獲得してしまうので、これを消費します。

大きい数字を残していなかった左右のプレイヤーは一番小さいカードを出す必要があります。

そして最終ターン。

2、6、7でしたので、私が一番大きい数字となりトリックを獲得してしまいました・・・。

最後にだしたカードに応じてキュウリトークンを獲得するため、2本貰ってしまいました。

6本以上で脱落となります。

このような感じにゲームは進行していきます!簡単ですがなかなか考えるゲームです。

トリックテイキングについて

5本のキュウリの場合、出した数字でが一番大きいプレイヤーがトリックを取るという表現になります。

最終ターン以外はトリックを取り、相手プレイヤーよりも大きい数字を出し、相手の小さいカードをどんどん出させることでゲームは有利に進みます。

このゲームは数字だけでトリックを取るゲームですが、親の出したカードや場に出ているカードの色やスートによる縛りがあるようなゲームもあります。

こちらはさらに難しいですが、慣れてくるととても面白いゲームです。

難易度的にも5本のキュウリは簡単ですので、ぜひ入門編として遊んでみてください!