ドクムスをレビュー!盤面大回転の陣取りゲーム!

ドクムス(DOKMUS)は、ボードとコマを使った陣取りゲームです。

ドクムス島と呼ばれるこの島は、ガーディアンの力を得ることで大地に異変を起こすことができます。

具体的には、盤面を90度に回転させたり、空白の方向へと移動させたり、盤に置いてあるコマを移動さえたりすることができます。

これらの能力を駆使して、自分のコマを盤全体に行き渡らし、ドクムス島を開拓し、ポイントを競うゲームになります。

このゲームは、先日ボードゲーム合宿の際に友人が持ってきたゲームで、初めて知ったゲームながらとても面白かったのでぜひ紹介しよう!と思い書いております!

その時の記事はこちら

ボドゲ合宿@岐阜20.03.14

ドクムスのゲーム情報

プレイ人数 2~4人
プレイ時間 30~45分
ジャンル ドラフト、陣取り
難易度 ★★☆☆☆

ドクムスの説明

内容物

マップタイル(両面)×8個、守護者タイル×5枚、護符(スタートプレイヤーマーカー)×1、勝利点トラック×1枚、勝利点マーカー×4個、トークン×100個(25個×4色)

ゲームの目的

最も多く勝利点を取ったプレイヤーが勝利となります。

勝利点を取る方法は、遺跡の上や神殿の横にトークンを置いたり、トークンを捨てる事によって点数がもらえます。

得点計算の方法

・大神殿を発見(大神殿の横にコマが置いてある):3点(

・小神殿の発見(小神殿の横にコマが置いてある):2点(

・遺跡の発見(遺跡の上にコマが置いてある):1点

・1つのマップタイルにあるすべての神殿を見つけている:8点

・自分が最低1つ以上の神殿を発見しているマップタイルの数:下記表参照

マップ数
勝利点 10 14 18 22 27

※1つの神殿に対していくつ隣接しておいても点数は大神殿で3点、小神殿で2点です

・廃棄したトークンの量:下記参照

プレイ人数 1位 2位 3位 4位
2人
3人
4人

※同数のプレイヤーが複数いる場合は全員がその順位の点数を獲得できます。

ゲームの準備

1)マップタイル8枚を混ぜ、中央部分が空くように3×3の形で並べます。

ポイント

マップタイルは裏表で地形が異なります!また、ゲームには向きも関係してくるので毎回同じ状況のゲームにならないのが特徴です!

2)各プレイヤーは1色を選び、その色のトークンを受け取ります。

3)勝利点トラックのゼロの部分に勝利点マーカーをおきます。

4)スタートプレイヤーを決め、護符と守護者タイルを受け取ります。

護符を持っているプレイヤーの右隣から反時計回りに初期配置を行います。各プレイヤーは自分のトークンを1つとり、四隅のマップタイルうち1枚に置きます。

すでに誰かが置いてあるマップタイルに置くことはできず、置く場所は外周上にある草地か森林スペースになります。

以上で準備は終了です。

ルール

ゲームは合計8ラウンドからなります。

各ラウンドは

1)守護者タイルの選択

2)プレイヤーの手番(トークンを置く、守護者の能力を使う)

の順に行います。

守護者タイルの選択

護符を持っているプレイヤーから順に守護者を選択します。

まず、1番の守護者のプレイヤーか、それがいない場合は護符を持っているプレイヤーが手番を行います。

その後数字の小さい守護者のプレイヤー順にアクション(トークンを3つ置く、守護者の能力を使う)を行います。

各守護者の能力は下記のとおりです。

1)護符を取る(最初にトークンを置く権利を貰う)

2)マップタイルを1枚移動

任意のマップタイル1枚を1直線状に動かし、空きスペースに移動させることができます。

動かし方の注意点

トークンが置いてある状態なのでずれないように気を付けて動かします!

外に押し出すと反対側に行くという仕組みで、この場合は①、②、③、⑥を動かすことができます。

動かす際に盤を回転することはできません!

3)トークンを1つ移動

草地・森林・火山にあるトークンを取り、そのマスに隣接している場所にトークンを移動します。

トークンの移動の注意点

※水域を渡ることはできません。

※神殿に面している場合、神殿の隣接部に置けます

※この効果で移籍に置いた場合、遺跡の効果を使うことは可能です。

※森林にトークンを移動させた場合、廃棄トークンは不要です。

4)マップタイルの回転

任意のマップを左右いずれかに90度回転することができます。

5)守護者2~4のアクションいずれかの選択

トークンを置く

下記の図の地形名称をもとに置き方を解説します!

【置けない部分】

山岳、水域、神殿

【草地】

隣接したマスにトークンを置くことができます。

【神殿(隣接している部分にトークンが置いてある)】

神殿の隣接部にトークンを置くことができます。

この置き方で森林にトークンを置く場合は、通常で森林に置く場合と同様にトークンを1つ破棄します。

(水域と隣接している部分の置き方は以降で説明)

【水域】

水域に隣接している場合、その水域の先にトークンを置くことができます。

(水域から森林に入る場合は以降で説明)

【森林】

草地から森林に入る場合、手番で使える3個のトークンのうち1つを廃棄します。

既に隣接した(神殿を挟んでもOK)森林にトークンがある場合は廃棄は不要です。

また、水域から森林に入った場合も廃棄は不要です。

【火山】

火山に置いた場合、手番終了時に火山の上のトークンを廃棄します。

【遺跡】

遺跡は守護者と同様の力を使うことができます。

1)マップ内のトークンをそのトークンの隣接しているマスへ移動(水域を渡ることはできない)

➡守護者3と同様

2)任意のマップを90度回転

➡守護者4と同様

3)任意のマップを移動

➡守護者2と同様

※遺跡の上に置いたトークンは守護者の力などで動かすことはできません。

配置のポイント

1つのマップタイルで説明しましたが、実際は8枚のマップタイルがフィールドです。

そのため、マップを回転させたり、移動したりすることにより水域が繋がったり、神殿や遺跡などへ行きやすくなったりと状況が大きく変わります!

自分のやりたいことを考えながら守護者を選び、相手の動き・点数も考えながら戦略をたてることがとても楽しいゲーム!

勝敗条件

最後に得点計算を行います。この際に得点ボードを使用します。

(右側に置いてあるトークンは廃棄トークンです)

実際に遊んでみて

隣接しているところにしか置けないので小さくまとまるかと思いきや、盤を回転させたり移動させたりすることでかなり多方面に自分のトークンを置くことが可能です。

終わってみばこのようにドクムス島を探索できました!

全てのマップの神殿を見つけている、1つのマップですべての神殿を見つけているといったボーナス点は非常に大きいのでどうすればうまくいくか、考えながら楽しく遊べるゲームだと思います。

ただ、ゲームがなかなかマニアックなようで入手困難なようです。見かけたらぜひ遊んでみてください!