「ぶくぶく」をレビュー!相手の心を読んでカードを出すお手軽競りゲーム!

ぶくぶくは水位の高さを競い、沈まないための生き残りをかけたカードゲームです。

という風に書くと、恐怖のデスマッチ感がありますが、絵柄は可愛い羊ちゃんです。

カードを出し、数字を競って中央の水位カードを取るという簡単なゲームですがルールが工夫されておりとても面白いゲームです!

ぶくぶくのゲーム情報

プレイ人数 3~5人
プレイ時間 30分
ジャンル カードゲーム、競り
値段 2,000円
難易度 ★★☆☆☆(ルールは簡単!)
読みあいの難しさ ★★★☆☆

ぶくぶくの説明

内容物

水位カード(1~12):各2枚

・天気カード(1~60):各1枚

・ライフ(浮き輪)カード:24枚

内容物はこれだけです。とてもシンプル!

準備

  1. お天気カードをシャッフルし、各プレイヤーに12枚配布します。
  2. 水位カード24枚をシャッフルし裏向きに重ねておきます。
  3. 手札(お天気カード)を確認後、天気カードに記載されている浮き輪の合計分の浮き輪を受け取ります。※
  4. 水位カードを上から二枚表にしたらゲーム開始です。
※ 浮き輪について

天気カードには中央上に浮き輪が書かれているカードがあります。

13~24、38~48は1/2個の浮き輪が、25~36は1個の浮き輪が書かれています。

浮き輪の数を合計し、端数切捨てでその分のライフ(浮き輪)をもらいます。

ですので、浮き輪の数はプレイヤーにより異なります。

ルール

ゲームは1ラウンドに1枚の手札(お天気カード)を出すだけです。

その数の大きさで場に出ている2枚の水位カードを引き取るプレイヤーが決まります。数が大きいプレイヤーが、このラウンドで出た水位カードの低い方を、2番目に数が大きいプレイヤーが高い方の水位カードをもらいます。

水位を引き取ったら、全員の中で一番水位が高いプレイヤーはライフを1失います。同数の場合は2人ともライフを1失います。

ただし、水位カードを引き取らなかったプレイヤーの水位は継続されます。

12回のラウンドが終わったら残っている浮き輪の数で点数計算を行います。これで1ステージが完了です。

点数計算について

残っている浮き輪1つにつき1点になります。

途中ですべての浮き輪を失い、さらにそこからライフを1失った場合はマイナス1点になります。

ステージの中で、ライフを失い、残ったプレイヤーが2人以下になった場合そこでそのラウンドは終了となり得点計算に入ります。

ステージ終了時に最も水位の低いプレイヤーと水位を全くとらなかったプレイヤーはボーナスで1点獲得します。

その後、お天気カードと浮き輪カードを隣のプレイヤーに渡し、水位カードをシャッフルし2ステージ目を行います。

人数分のステージを終え、合計点数が高いプレイヤーが勝利です。

つまり、どういう事?

このラウンドでは5と9の水位が表になりました。このカードをとりたいのなら大きい数字を、取りたくないならなるべく小さい数字を出します。

左プレイヤーが「53」

右プレイヤーが「6」

中央のプレイヤーが「25」

を、それぞれ出しました。左プレイヤーの「53」が一番大きい数字なので、場の「5」を引き取ります。

次に大きいのは真ん中の「25」なので9を引き取ります。

処理するとこんな感じです。

左プレイヤーの水位は「5」

右プレイヤーが「4」

中央のプレイヤーが「9」

この水位で比較し、一番大きいプレイヤーである中央のプレイヤーは浮き輪を一つ失います。

カードを出すポイント

大きい数字(60に近い数字)を出せばそのラウンドに出た一番低い水位カードを取ることが可能です。

逆に小さい数字を出せば水位カードを取らない(回避)が可能です。

極端に振れているカード(60に近い/1に近い)は強いのですが、使いにくい中間の数字をどこで消費していくかがポイントです

実際に遊んでみて

まず、中間の使いにくい数字は浮き輪(ライフ)を持っており、上下に振れている強い数字はライフが少ないという点がとても面白いです。

カードは強いけどライフは少ない、カードは弱い(平凡)けどライフは多いという点ですね。

ライフが少なければどのラウンドも勝つ確率は高いですが、1回の負けでのダメージは大きいです。

逆にライフが多ければステージ終了後にどれだけ残せるかで勝ち点が大きく変わります。

また、そのカードはステージ終了後にとなりプレイヤーに渡してプレイすることで公平さが考えられています。次のステージではほかのプレイヤーが持っているカードがわかるので出し方がさらに慎重になると思います。

お手軽にできるゲームでありながら、かなり悩ましい!楽しいゲームです。