「エルドラドを探して」をレビュー!探検家となってジャングルを進もう!

エルドラドを探しては探検家となってジャングルの奥にある黄金の都市「エルドラド」へと進んでいくゲームです。

2020年にアークライトからデザインが一新されたものが再版されております。

旧版は2017年のドイツ年間ゲーム対象にも選ばれたゲームで、個人的にはかなり好きな分類のゲームになります!

ゲームとしてはボード上のコマを進めて奥に進んでいくのですが、ゲーム自体はデッキビルド系のゲームです。

エルドラドを探してのゲーム情報

プレイ人数 2~4人
プレイ時間 60分
ジャンル デッキビルド系、レース
難易度 ★★★☆☆

箱は大きいのに、ゲームをやってみるとそんなに重ゲー感はなく、(重量のことじゃないよ!)

むしろ比較的ライトなんじゃないか?と思えるようなゲームです。

エルドラドを探しての説明

内容物

地形タイル(大):7枚、地形タイル(小):2枚、目的地タイル:1枚、バリケード:6枚、プレイヤーコマ:8個(4色2個ずつ) 、探索ボード:4個 、スタートプレイヤーハット:1個、マーケットボード:1個、カード:86枚、洞窟トークン:36個

準備

ボードの組み立て

大きなボードを並べます!広げます!

ボードはゲームの難易度によって組み方・裏表が異なります。詳細は付属の説明書に記載があります。

上の写真は中難易度(だったかな?)下の写真は初心者用。

自分の色のコマは手番の順に、スタート位置に置きます。

カードの配布と配置

初期カードを各プレイヤーに配布します。右下にマークがあるのが初期カードですね!

黄色の1が4枚、緑の1が3枚、青の1が1枚。数字は大きいほど良いカードです。初期はすべて1ですが、強いカードは購入することができます。

これはシャッフルして裏向きにしておきます。

ちょっと写真では遠いですが、購入できるカードたち。右下に●のマークがついています。3枚を重ねておきます。

それ以外のカードは後ろに置きます。これも重ねておきます。

ルール・手順

順番に手番を行います。自分のターンでできるのは以下の3つの動作です。

大まかな動作

1)カードの使用

カードを新たに買ったり、探検家を進めたり、バリケードを破ったりするための動作です。

2)カードを捨てる

このターンで使わなかったカードから任意の枚数のカードを捨てます。

3)カードを4枚になるように補充する

4枚になるように引きます。2)でカードを残していたとしても、増えることなく4枚になる用意引きます。

カードの使用

カードは4枚の手札からそのカードの効果を使うことで行います。

1)カードの購入

マーケットにあるカードを購入することができます。1ターンに1枚のみ購入できます。購入したカードは自分の捨て札へ置きます。

購入するために必要なコストはカードの下の部分の数字です。(例えば一番左のCARTOGRAPHERであれば4金で購入可能)

購入方法は手札のカードを使います。黄色のカードはその数字分のお金を出します。(手で持っている方の写真のは1金、下の写真は4金を生み出すカード)それ以外のカードは2枚で1金として扱います。

ですので、先ほどの手札の場合、1金を生み出す黄色カード2枚(2金分)と緑2枚(1金分)で3金を生み出すことができます。

使用したカードは捨て札にします。

【マーケット以外のカードを買う方法】

マーケットにあるカード(各3枚ずつ)がなくなり、空白ができた場合そこに他のカードをあてがい購入することができます。

ただし、1ターンに1枚のみしか購入できないため、自分が欲しいカードがマーケットに来るとは限りません。

同じカードは3枚しかカードがないので、4人プレイだと争奪戦になりますね!

2)探検する

ボードのコマを進めます。

青・緑・黄色・灰色・赤のマスがあります。

【青・緑・黄色のマス】

手札からその色に対応するカードを使用(捨てる)ことで進むことが可能です。

ただし、使用したカードの数値が移動先のマスの数値を超えていなければ進めません。

(例:移動先は緑3でした。この場合、緑の3以上のカードを使用する必要があります。緑2と緑2などで合わせることはできません)

【グレー(荒地)のマス】

手札から任意のカードを荒地に記載の枚数捨てることにより進むことができます。

【赤(ベースキャンプ)のマス】

手札から任意のカードをベースキャンプに記載の枚数ゲームから取り除くことにより進むことができます。

ポイント
ゲームから取り除くは非常に強い効果です。

最初の手札の弱いカードを取り除くことで、強いカードを引く確率を上げることができます。

また、後半になってもう購入する必要がない、お金は不要となった場合、お金を捨てるのも得策です

※注意

既にほかのコマがあるマスや、黒いマス(山)は入ることができません。

3)特殊なカードの使用

紫色のカードは特殊な効果を持っております。

カードを追加で引いたり、手札からカードを除外したり、マーケット外の好きなカードを入手出来たりと、様々な効果があり、ゲームを有利に進めることが可能です。

ポイント2

右上の4金を生み出すカードや、その隣の青・緑・黄のマスなら4の移動力を持つカードに関して、カードにバツ印がついています。これは1度使用したら捨て札にはせず、ゲームから取り除くといった一度きりしか使えないカードです。

効果が強いけどデッキには残らないカードです。利点としては、デッキに残らないので無駄にデッキ枚数を増やさないというところがミソです。

4)バリケードを壊す

バリケードも移動と同様に、そのバリケードにの色と書かれた数値を超すカードを出すことで通過することができます。

いずれかのプレイヤーが一度壊したら、そのプレイヤーはそのバリケードの保有者となります。

バリケードはタイブレーク(同立でゴールする)の時に、これを多く持っているプレイヤーが勝ちとなります。さらに同店の場合、バリケードの数字の大きいプレイヤーが勝利です。

勝敗条件

最後のマス(黄色または青)に一早くたどり着いたプレイヤーが勝利します。

同じターン内であれば同率で、その場合バリケードの量・数字が高いプレイヤーが勝利となります。

実際に遊んでみて

とても面白いです!

デッキビルド系のゲームが好きですが、デッキを強化していると探検がおろそかになるし、探検していると強いデッキが組めずに後で巻き返される・・。それにデッキ圧縮(枚数を減らして効率よく強いカードが来るようにする)だったりカードドローだったり楽しいカードが沢山あるのですが、その枚数が3枚!

3人で遊んだときは気づきませんでしたが4人プレーではカードの争奪戦もあります。

また、ステージもいろいろと組めるのでそれも楽しいですね。

デッキのカードが拡張が出たり、もう少しいろいろな種類があっても楽しいかなーとも思いました。