羊と花畑は小箱で遊べる本格的なタイルゲームです。
先日書いた「グッズメイカー」と同じ製作者様で、こちらも2020年秋のゲムマにて購入いたしました!
タイルゲームはカルカソンヌなどがありますが、ちょっと得点方法などが難しかったりしますよね。
こちらは入門編としても良いですし、みんなで1つのタイルアートをつくる面白さがあります。
また、得点方法が個人個人で異なって自分だけの得点方法、ほかプレイヤーと共有の得点方法があるなどルールがとても面白いゲームです。
羊と花畑のゲーム情報
プレイ人数 | 1~4人(個人的には3人以上が面白いかな?) |
プレイ時間 | 15分程度 |
ジャンル | タイル、陣取り |
難易度 | ★★☆☆☆ |
羊と花畑の説明!
内容物
・説明書、サマリ
・タイル:37枚
・目標カード:12枚
・得点計算ボード:1枚
・フェルト、マーカー:各1個
勝利条件
得点を多く撮ったプレイヤーが勝利します。
得点方法
目標カードにかいてある方法で得点が入ります。
ただし、これら全てが得点になるわけではありません。
4人プレイの例
このように目標カードをシャッフルしておきます。
手前のプレイヤー
手前のプレイヤーはこの3つが自分の得点となります。(この情報は自分しか知らない。)
右のプレイヤー
右のプレイヤーはこの3つが自分の得点となります。
つまり、「道の数」は手前のプレイヤーと共通のポイントになります。ここは共闘できる部分なのですが、「集落の数」は右のプレイヤーの独自ポイントで、「羊のエリア数」は奥のプレイヤーと共通のポイントとなります。
奥のプレイヤー、左のプレイヤーはこんな目標です。
ですので、共通のポイントとなる部分では足を引っ張らないように、独自のポイント部分では点を取れるように、さらに自分の目標から外れているが他のプレイヤーの目標でありそうなものは妨害するといった感じに進めていきます。
かわいらしい絵柄のタイルをみんなで平穏に置いているようで、相手の得点方法を探り合いバチバチに戦うギャップの大きなゲームです。
得点の例
いくつか得点の例を紹介します。
① ハートの数
タイルをこのような形でハートにすると得点になります。これは発想も素敵ですし、可愛くていいですよね!
② 陸地の数
一番難しそう(間違いやすそう)な得点方法です。上の状態だとこのように数えます。
タイルのない部分はすべて水と考えて、陸地が途切れている部分がいくつあるかを数えます。これだと4つですね。
このように繋げてしまうとすべて陸続きになっているので陸地の数は1にしかなりません!
③ 集落の数
3件以上の家が入っている状態を集落と呼ぶので、上の2つ続きのタイルは集落の得点にはなりません。
下はOKです。
④ 空地の数
何もない(羊なども)緑の部分を指します。
上のタイルは柵で囲われた部分が、真ん中は柵と水で囲われた部分が、下のタイルは道と水で囲われた部分が空地に該当します。
そのほかの得点方法はそこまでは難しくはないかな、と思うので割愛します。
準備
得点方法は各自確認したうえでタイルを3枚表にし、さらに1枚を真ん中に置きます。
(本来はもっと広いスペースでやりますが撮影用の机が狭かったので・・笑)
スタートプレイヤーから、すでに表になっているタイル3枚から1枚を選び、中央のタイルにつなげておきます。
・タイル通しはくっつく必要があり、スペースを空けておくことはできません。
・タイルに描かれているもの(道、水など)が途切れるような置き方はできません。
例えば以下のような置き方です。
花畑が切れているのでこの置き方はできません。
湖が切れているのでこの置き方はできません。
道が切れているのでこの置き方はできません。
手番でできるのはタイルを置くだけですので、プレイ自体は非常に簡単です。
実際に遊んでみて
友人宅で3人でプレイ。
これは完成した後で崩してしまった状態ですが、こんな感じに広くタイルが置かれて毎回違ったマップが完成します。
今回はハートを集める人がいなかったのですが、ハートが出来上がってくると(勝負とは別に)写真的にもかわいい感じになります。
右側に羊が爆発しているのですが、最終的にエリアを閉じられてしまったため羊の点数が爆発しました。(私は点数にならずほかの2名が得点)
自分だけの得点で伸ばしたいけど、ほかのプレイヤー2人が共通している部分は崩したい…結構いい感じのジレンマが大きいゲームですごく楽しめます!