「K2」をレビュー!過酷な山に登るには準備がタイセツ。

皆さんはK2という山を知っていますか?

カラコルム山脈にある山で、標高は8,611mあります。エベレストに次ぐ世界第2位の高さの山です。

勿論、登山家でもない私が登ることは非常に難しい・・・と思われますが、頂上まで登ることができるんです。

そう、ボードゲームならね!

K2のゲーム情報

プレイ人数 1~5人
プレイ時間 60分
ジャンル カードゲーム、バッティング
難易度 ★★☆☆☆

ゲームの概要

K2は、2つのコマ(ヒト)を山に登らせ、高さによって得られるポイント(勝利点)の合計で勝負を決めます。

高いところはポイントが高いですが、山登りと同じように標高が高い方が体力を消費され、死亡する可能性もあります。

先々の天候と自分の装備(カード)を見ながら、アタックするタイミングを見極めます。

ゲームの詳細

盤面について

1)盤に記載されている数字

標高の低いマスは青い①が書いてあり、これは体力が回復するマスです。

標高が高くなると赤い①、②が出てきます。これは体力がマイナスされるマスです。

黄色の②や③が書かれている部分は、その部分に登るためにその数の移動値を使わなければなりません。山頂付近にこれが多いので山登りと同じように進むペースが大幅に落ちます。

2)マスに入れる人数の制限について

各マスには入れる人数の制限があります。

標高が高い方が1マスに入れる人数も少ないので、早く進むことも重要となってきます。

特に標高8000mを超えると2~4人プレイの場合は1マスに1人だけですね。

手番について

スタートプレイヤーは順々に回ります。

毎ラウンドカードを3枚引き、元々もっている3枚と合わせて6枚の中から3枚を選んで使用します。

緑色が移動、が回復です。(画像では移動しかなかった・・・)

沢山移動して人より先に進むのも手ですが、移動値が他のプレイヤーよりも多いとリスクトークンを取得しなければなりません。取得したトークンの数字により、効果を受けます。

リスク0:何も起こらない。

リスク1:移動カードまたは順応カードのポイントを1減らす。またはこの手番で移動または順応した登山家の順応度を1下げまる。

リスク2:リスク1同様だが数字が2減らす。

なので、大きい数字で進んでもいいのですが、その分のリスクも受け取る羽目となってしまいます。

毎ターン、天候によるダメージと止まっているマスによるダメージを受けます。

注意事項!

高いところに登れたとしても、そのコマの体力がなくなる=死んでしまった場合はポイントはいりません。

ただし、ずっと高いところに居続けないといけないというわけではなく、一度でもタッチすればあとは下山してもOKです。

実際に遊んでみて

山の過酷さを感じることができます。

先々の天候を読み(ダメージを受ける標高が異なるため、どのタイミングでアタックするか、生存できるか等)またライバルの動きを読み(スタートプレイヤーの順序によっては止まりたいマスに入れなくなる可能性もある)、アタックのタイミングで思ったような手札が来るかを読む、先のことを読み切ったものが勝てるゲームです!

最初は余裕なんですが、山頂に向かうにつれて

「やべぇ死ぬ…」

「持ちこたえてくれ…」

「頼む…!ここで装備(カード)がきてくれないと…俺は…」

と、プレイヤーの表情や言葉に余裕がなくなるゲームです。笑

でも、その緊張感が楽しい!オススメなゲームです。