アブルクセンはカード出した数字の大きさ、同じ数字の枚数を相手と比較して戦うカードゲームです。
スートはなく数字だけのカードゲームで、かつ出した数字で相手を攻撃するという、あまり同じタイプが存在しないカードゲームだと思います。
短時間で白熱した戦いが繰り広げることができるゲームです。
アブルクセンのゲーム情報
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | ~20分程度 |
ジャンル | 手札管理 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
アブルクセンの説明!
内容物
・1~13までの数字カード:各8枚
・ワイルドカード(x):5枚
・手番カード:1枚
勝利条件
場に出したカードの枚数 – 自分の手札に残っているカードの枚数で計算された数字が最も高いプレイヤーが勝利します。
準備
1)カードをシャッフルし、各プレイヤーに13枚ずつ配ります。
2)中央にカードを6枚並べ、残りのカードは山札として横に置きます。
以上です。
ルール
ゲームの進行としては、手番プレイヤーが手札のカードを出すことを繰り返すだけです。
カードの出し方としては
1)数字(またはワイルドカード)を1枚出す
2)同じ数字(またはワイルドカード)を複数枚出す
の2つがあります。
ワイルドカードは数字よりも強力なカードとなります。
数字は13が最も強く、数字順で1が最も弱い数字となります。ワイルドカードは単品では13よりも強いカードとみなします。
ただ、出した時のカードによって相手を攻撃する吹き飛ばしという効果が発生します。
吹き飛ばしについて
吹き飛ばしは、自分の手番で出したカードと相手の場の1番上のカードを比べ、自分が出したものと同じ枚数であり、自分の数字の方が大きい場合相手を吹き飛ばせます。自分の手番で出したカードが相手よりも低い数値の場合吹き飛ばしは起きません。
吹き飛ばしの例
私は初手で「3」のカードを1枚場に出しました。
それに対して、次のプレイヤーは「5」のカードを1枚場に出しました。
ペア数はどちらも1枚、数字としては5>3から私のカードは吹き飛ばされます。
吹き飛ばされるとどうなるのか
手番プレイヤーは吹き飛ばした相手の数字を自分がもらうかを選択します。
吹き飛ばされたプレイヤーは手番プレイヤーが自分の手札に加えることを選ばなかった場合、吹き飛ばされたカードを引き取るか、そのカードを捨て場に出ているカードのどれかを引き取るかを選択します。
判定表・行動は以下の通りです。
吹き飛ばしたカードをもらうことで数字のペアができたり、または数字の高いカードやワイルドカードが手にはいるのであればメリットとなります。吹き飛ばされた側も、どのカードを捨てて場のカードを1枚獲得しペアができたりする場合があります。
必ずしも吹き飛ばされることはマイナスではありません。
1)処理の順は時計回り
吹き飛ばしは時計まわりに処理していきます。
まず時計回りで隣のプレイヤーの場の一番上のカード(ペアカード)に対して吹き飛ばし判定を行います。次にその隣のプレイヤーの一番上のカードに対して吹き飛ばし判定を行います。
2)吹き飛ばされたら自分の場の1番上のカードが変わる
自分の場のカードが吹き飛ばされると、1番上のカードが変わります。
次のプレイヤーのターンではそのカードが吹き飛ばしの対象となる可能性があります。
3)吹き飛ばされにくいポイントは ①数字が大きい ②枚数が多い
数字が大きいと飛ばされる可能性は極めて少ないです。
例えば13であれば吹き飛ばされるのはXだけです。
また数字が小さくても(例えば1)5枚組で出していれば相手もそれと同じ枚数出さなければ吹き飛すことができません。
吹き飛ばされない例
次にもう一人のプレイヤーは2を2枚出しました。
場には2枚で出されているカードはないので、吹き飛ばし処理はありません。
私は次のターンで、6以上の数を1枚だすは3以上の数を2枚出すことで、相手の場のカードを吹き飛ばすことができます。
ただし、吹き飛ばすことばかりが良いことではなく、吹き飛ばされて自分のカードの入れ替えを行い、ペア数を増やしたりより数字の高いカードを手に入れることも戦略です。
終了条件
①いずれかのプレイヤーの手札がなくなったとき、②山札も公開札もなくなったとき のいずれかでゲームは終了です。
ですので、勝負の終わりを見誤り、最後に大きいペア数を出されて急に終わられてしまうと、手札の枚数分マイナスを食らってしまうため点差が大きく広がってしまいます。
実際に遊んでみて
吹き飛ばされてカードを入手・入れ替えをすることで手札が強力になります。ですので、あえて弱いカードをだして吹き飛ばされるのも良い手です。ただし自分が出したカードを相手に引き取られ、相手がより強いペアを作ってしまうなんて言うこともあります。
所々で数字の高いものを出しておくことで、それより前に出したカードを吹き飛ばされにくくすることもできます。
2人でやりましたが、ちょっと淡々としすぎてしまうので3人以上(多いほど面白いかな?)が良いゲームだと思います。