ラブレターはボードゲームが好きな人中ではかなり有名なゲームデザイナーである「カナイセイジ」さんによる名作ボードゲームです。
使うのはたった16枚のカードで、5分で覚えることもできてプレイ時間も5分~10分程度なので初心者の方にはかなりおすすめです!
僕自身もこのラブレターかなり最初期に買ったボードゲームになります。
僕が買ったときはちょっと大きめの箱のものしかありませんでしたが、今では「ケン・ニイムラ版」というさらに持ち運びやすい小箱サイズのものも販売されているので、気軽に持ち運びた人にはそちらがおすすめです!
ちなみにこのふたつはカードイラストやチップの形や素材などが違いますが、ゲームの基本ルールは一緒なので好みの方を選んでも問題ありません。
オリジナル版はボードゲームっぽい味のあるイラストになっていて、ケン・ニイムラ版の方はデフォルメされたかわいい感じのイラストでチップもハート型になっているのが特徴ですね。
今回はそんなラブレターをレビューしていきます!
目次
ラブレターのゲーム情報
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 5~10分 |
ジャンル | 心理戦 |
値段 | 1,980円(ケン・ニイムラ版) |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
ラブレターのおすすめポイント!
- わかりやすいルール!
- 短いプレイ時間!
- 旅行先や空き時間に盛り上がれる!
ラブレターのルール説明!
ラブレターのルールを簡単に説明すると「カードの効果などを使って相手を脱落させていき、最後に残った人が勝ち」という感じになります。
ゲームの流れとしては
- 最初に全員に1枚ずつカードが配られる
- 自分のターンになったらカードを1枚引く
- 手札からカードを1枚場に出す(出されたカードは捨て札になる)
- 効果が使えるならその効果を使用する(効果が使えるなら絶対に使わなくてはいけない)
これを繰り返します。
山札がなくなっても複数残っていた場合は、一番大きな数字のカードを持っていた人の勝利です。
ちなみに数字は兵士の1が一番小さくて、姫の8が一番大きな数字となっています。
もし、一番大きな数字を持っている人が複数人いる場合は引き分けです。
カードの効果についても簡単に説明しておきましょう!
姫…このカードが捨て札に置かれたら負けです。なので姫を引いた場合は最後までもっていなければいけません。相手の効果で捨てさせられても負けなのでばれないように気を付けましょう。
大臣…このカードと合わせて手札のカードの数字の合計が12以上になった場合はゲームから脱落します。最後まで生き残れれば数字的には強いですが、5以上の数字のカードを引いた瞬間に負けになるのでさっさと捨ててしまうのも手です。
将軍…他のプレイヤーを1人選んで、手札を互いに交換します。基本的に手札を1枚しかもっていないこのゲームにおいて、このカードを使うと相手にも自分の手札がバレることになるのでそこだけは気を付けましょう。
魔術師…プレイヤーを一人選んで(自分でもOK)、そのプレイヤーは手札を捨てて山札から1枚引いて手札にします。このカードで相手に「姫」を捨てさせると脱落させることもできます。
僧侶…いわゆるバリア。次の自分のターンまで相手のカード効果を受けなくなります。姫など捨てさせられるとまずいカードを持っているときに重宝します。
騎士…他のプレイヤーを1人選んで、その相手と自分の手札のカードの強さ(数字の大きさ)を比べます。
負けたほうはそのままゲームから脱落します。数字の比較はこっそりやるので基本的には何のカードを使ったかはわかりません。
ですが、脱落したプレイヤーはカードを公開するルールなので、大臣(数字が7)のプレイヤーに勝った場合などは姫を持っているのがバレるので注意しましょう。
道化…他のプレイヤーを1人選んで、そのプレイヤーの手札を確認します。地味な効果ですが、将軍と違って一方的に相手の手札を知れるのが強みです。
兵士…他のプレイヤーを1人選んで兵士以外のカード名を一つ宣言します。もしそれが当たっていたらそのプレイヤーを脱落させます。
ラブレターでは姫・大臣・将軍のカードは1枚ずつしか入っていませんが、魔術師・僧侶・騎士・道化のカードは2枚ずつ入っているので、最初のターンなど序盤で使う場合は後者のカード名を言っておけば当たりやすい…かもしれません。
具体的なゲームの流れ
具体的なゲームの流れも解説しておきましょう。
まずは山札を切って、1枚を伏せたままゲームから除外します(これによって正体不明のカードが1枚できるので、運や駆け引きの要素が強化されます)。
その後、各プレイヤーに1枚ずつカードを配ります。
これが最初の手札になります。
後は最初にも書いてある通り、最初のプレイヤーが山札からカードを1枚引いてゲームを進めていきます。
続いて、ゲーム中の具体的なやりとりの例も紹介します。
兵士を引いて相手のカードを指名する
自分のターンが回ってきて、兵士のカードを引きました。
そして、そのまま兵士のカードを場に出して効果を使用!
右側のプレイヤーを選んで「騎士」のカードを指名します。
指名したカードが当たったので相手は脱落
結果、無事正解したので相手はそのまま脱落します。
ちなみに不正解だった場合は相手はそのカードを公開する必要はありません。
ただ「違う」といえばOKです!
後は脱落した人を除いて、同じようなことを繰り返していって最後まで残った人の勝利です。
上の方でも書きましたが、山札がなくなっても複数の人が残っていた場合は一番大きな数字のカードを持っている人の勝利です。
そして、それも複数人いた場合は引き分けになります。
手札によってはいきなり負ける可能性も!
ラブレターの面白いところは運の要素も結構あるところです。
ゲームによっては強い人や頭のいい人には絶対に勝てないというものもありますが、ラブレターは基本的には2枚の中から1枚を選んでいくだけなのでゲームが苦手な人でも勝ちの目があります。
逆に手札によっては最初のターンで脱落してしまうことも起こります。
例えば、最初の手札が大臣(手札の合計が12以上になった瞬間に自分が脱落するカード)だった場合、最初のターンで将軍などの数字が大っきいカードを引いた場合は何もできずにそのまま脱落します。
IQが200あろうが、東大主席だろうが、霊長類最強だろうがそのまま敗北です。
実際にこのパターンにハマると理不尽すぎてちょっとイラっとしますが、1ゲームが5分くらいで終わるのでそこまで退屈しないで済むのもラブレターのいいところですね笑
人狼などの場合、最初に脱落すると何十分、もしくはそれ以上ヒマになることもあるのでかなり退屈になってしまいますので。
サクサク遊べて、どんな人でも楽しめるのがラブレター最大の魅力といえるでしょう!
拡張カードを使ってゲーム性を変えることも可能!
ラブレターの基本ルールやカードの説明については以上ですが、ゲームを買うと一緒に拡張カードというものも入っています。
これは同じ数字のカードと入れ替えたり、単純に追加したりして使うものですがこれによって少しゲーム性を変えることもできます。
ケン・ニイムラ版には女侯爵と王の2枚
オリジナル版には女侯爵と王に加えて王子・伯爵夫人・姫(ショートヘア)・姫(メガネ)の合計6枚
が同梱されています。
王子の効果は姫(通常版)の絵柄違いというだけなので、実質はオリジナル版の方が3種類多くのカードが入っていることになります。
共通して入っているカードの効果だけ解説しておくと
女侯爵…大臣と入れ替えて使うカードで、手札のカードの合計値が12を超えた場合はこのカードを場に出さなければいけません。大臣の場合は強制脱落だったので、理不尽さがなくなって平和にゲームができるようになります。
王…このカードを引いた瞬間に強制的に脱落します。もしも最初の手札がこのカードだった場合はゲーム開始と同時に脱落です。女侯爵とは真逆の超絶理不尽カードですね。このゲームは協力者に頼んで「姫にラブレターを届ける」というストーリーがあるので父親である王様にバレたら一発アウトということなんでしょう笑
ラブレターレビューまとめ
というわけで今回は「ラブレター」のレビューでした。
いろいろなボードゲームがありますが、ラブレターはどんな人にも自信をもって「おすすめ!」といえる数少ないゲームです!
どんな名作といわれるゲームでも、その人との相性によってはあまり盛り上がらなかったりすることもありますが、ラブレターに関してはほぼ外すことなく、どんな人とやっても盛り上がることができました。
さらには持ち運びやすくて、すぐ覚えられて、短時間で遊べる!という3拍子そろった名作です。
まだやったことがないという人はぜひ1回遊んでみてください!